10月米CPI発表!インフレ鈍化で利上げ打ち止め観測 円が反落

11月14日、10月の米消費者物価指数(CPI)が発表されました。結果は以下の通りです。

総合CPI
結果は0.0%と横ばいで予想の+0.1%を下回りました。
なお、前月は+0.4%の上昇でしたので、伸び率が鈍化しました。

コアCPI
結果は+0.2%で、予想の+0.3%を下回りました。
前月は+0.3%の上昇でしたので、こちらも伸び率が鈍化しました。

この結果から、インフレに鈍化の兆しが見え、利上げ打ち止めの観測が高まりました。

そのため、ドル売りが加速し、ドル円は151円台後半から150円台前半まで一気に動きました

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長は11月9日、国際通貨基金(IMF)でのパネルディスカッションで、「FRBの基準金利がインフレ率を2%にまで低下させるのに十分な水準にあるとは確信しているわけではない」とコメントし、再度の利上げをする可能性を示唆しました。

なお、市場では、FRBが追加利上げに踏み切る確率は4分の1以下と見ております。しかし、他の経済指標を見て、インフレの兆候があれば、FRBは12月か1月に利上げに踏み切る可能性は十分にあるでしょう。

米CPIの次に市場の注目を集めているのは、第3四半期(7~9月期)国内総生産(GDP)速報値です。

内閣府の発表によると、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値は前期比0.5%減、年率換算で2.1%減、3四半期ぶりのマイナス成長となりました。

現在、1ドル150.7円前後で推移しています。

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