イタリア政府は12月6日、中国が主導する巨大経済圏構想「一帯一路」からの離脱を中国側に正式に通知しました。イタリアはG7で唯一、一帯一路に参加していた国であるため、今回の離脱は中国にとって大きな打撃となります。
イタリアの一帯一路からの離脱理由は以下の2つです。
- 経済的な恩恵が乏しい
- 中国の専制主義への警戒
イタリアは、2019年3月、当時の首相であるジュゼッペ・コンテ元首相が経済回復政策の一環として一帯一路に参加を表明しました。しかし、貿易赤字は拡大し、また新型コロナウィルスの影響により中国からイタリアへの投資が増加しませんでした。
また、米中対立を背景に中国への警戒感が強まる中国の政治体制への懸念も高まっていました。
なお、一帯一路離脱について、イタリア首相府はコメントを出していません。
イタリアの一帯一路離脱は欧州と中国との緊張は高まっていることを示しています。
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