1月5日金曜日の外国為替市場では、ユーロ圏のインフレデータと米国の雇用レポートが注目されています。木曜日の不確定な市場動向に続き、米ドルは主要通貨に対して早朝から強さを見せています。ユーロ圏の12月の調和消費者物価指数(HICP)データを発表する予定で、これは欧州中央銀行(ECB)が好むインフレの尺度です。一方、米国では、非農業部門雇用者数(NFP)と賃金インフレの数値を含む12月の雇用レポートが発表されます。
米国のデータによると、12月のADP雇用統計は164,000人増加し、市場予想の115,000人増加を上回りました。また、労働省は12月30日終了週の初回失業保険申請件数が202,000件で、前週の220,000件から減少したと報告しています。これらのデータを受けて、10年物米国債利回りは4%を超え、米ドル指数は前日の損失を消し去り、ほぼ変わらずに取引を終えました。金曜日の早朝、10年物利回りは4%を超えて安定し、米ドル指数は102.50を超えるわずかな利益を保持しています。

ユーロドルは木曜日に小幅な利益を記録しましたが、金曜日のアジア取引時間中に回復の勢いを増すことはできませんでした。記事作成時点で、ペアは1.0950を下回るマイナス圏で取引されています。ドイツのデスタティスは、11月の小売売上高が前月比で2.5%減少したと報告しました。これは、10月の1.1%増加に続くものです。ユーロ圏の年間HICPインフレは、11月の2.4%から3%に上昇すると予測されています。
日本からのデータでは、12月の消費者信頼感指数が11月の36.1から37.2に改善しました。また、ジブン銀行サービスPMIは12月に51.5となり、速報値の52をわずかに下回りました。USD/JPYは上昇トレンドを継続し、金曜日に3週間ぶりに145.00を超えました。現在144.9円付近で推移中です。

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