トレンドの判断を間違って負けトレードが多くなってしまう
ダウ理論で見るべき波の大きさがわからない
ダウ理論やトレンド、エリオット波動などの基本的なチャート分析に必要なのが波の判断ですが、判断するのが難しいと感じる人は多いでしょう。

そんなときに大活躍するのが今回ご紹介する「ZigZag」です!
ZigZagはチャート上の波を的確に示してくれるインジケーターで、多くのFX会社のツールに採用されています。
ZigZagの基本知識から計算式、チャート分析への活用方法や実際のトレード手法まで細かく解説します。
この記事の内容を参考に、ZigZagを使いこなしてトレーダーとしてのレベルを底上げしましょう。


FXで勝ち組になるために絶対にしなければいけないのが『検証』です!
ただ、リアルトレードでの検証には膨大な時間が必要です…



本当に稼げる手法なのかスグに検証できたらいいのに…
そんな方にWikiFX Japanがオススメしているのが「Trade Trainer」というツールです。
Trade TrainerはMT4上で動くトレード検証ソフトで、過去のチャートを用いて実際に売買を行いながら手法の検証が可能です!
WikiFX Japanでは数々の検証ソフトを実際に利用して比較していますが、
ズバリ…Trade Trainerが最も使いやすいソフトだと感じます。



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ZigZagとは


ZigZagは、1977年にテクニカルアナリストのアーサー・A・メリル氏の1977年の著書「Fitered Wave,Basic Theory」で紹介された、チャート上の目立つ高値と安値を結んでくれるインジケーターです。


チャート分析の基本となるトレンド判断のためには高値と安値を的確に判断する必要がありますが、基準とする波の大きさの判断は難しい側面もあります。


ZigZagを導入すれば高値安値の明確な判断基準を与えてくれるので、チャート分析の際の迷いがなくなるのが大きなメリットです。
ZigZagで高値と安値がわかるロジック・計算式


ZigZagで高値と安値を決定するためのロジックは以下の通りです。
- 暫定高値:設定した期間・値幅以上の水準で高値が更新されたら、その高値を暫定高値とする
- 暫定安値:設定した期間・値幅以上の水準で安値が更新されたら、その安値を暫定安値とする
- 高値:暫定高値が発生したあとに暫定安値が発生したら、その暫定高値を高値とする
- 安値:暫定高安値が発生したあとに暫定高値が発生したら、その暫定安値を安値とする
また、ZigZagで描写された高値安値は以下の条件が発生したら削除され、新たな高値安値がリペイント(再描画)されます。
- 高値のリペイント条件:暫定高値がBackstepパラメーターで指定した過去Y期間内の高値を上回った場合
- 安値のリペイント条件:暫定安値がBackstepパラメーターで指定した過去Y期間内の高値を下回った場合


このように、ZigZagはパラメーターで指定した期間内で高値と安値が更新された場合、その波を自動で描画してくれます。
そのため、常に一定の基準に基づいたチャート分析ができる点がZigZagの持つ最大のメリットといえます。
高値と安値の基準が明確な人にはZigZagは不要
ここまでで説明した通り、ZigZagは高値と安値を一定の基準で示してくれるインジケーターですが、自分の中に波の大きさを判断する明確な基準がある人には不要です。


人によっては上記画像よりも細かいレベルで波を捉えてトレードを行うので、場合によっては邪魔になってしまう可能性もあります。



したがって、ZigZagはトレード初心者が高値と安値の判断ができるようになるまでの補助的な役割をするインジケーターともいえますね。
ZigZagのパラメーターと設定値


先ほど説明した通り、ZigZagは以下のパラメーターによって高値安値を判断するための基準を決定します。
- Depth:高安値が更新する最小値幅を設定する
- Backstep:高安値が更新する最小期間を設定する
- Deviation:高値と安値の転換率を設定する項目
それぞれのパラメーターの内容を詳しく見ていきましょう。
Depth:高安値が更新する最小値幅を設定する
DepthはZigZagの中でも最も重要なパラメーターで、高安値が発生してから暫定高安値が発生するまでの最小値幅を示すパラメーターです。
Depthの値を小さくすればそれだけ小さな値幅でも山と谷が更新されていくため、波の大きさが小さくなります。


Depthの初期設定値は12となっており5や60もよく使われる数値ですが、自身が見たい波の大きさによってDepthの値を変更してみましょう。



ZigZagで波の大きさへの影響が多い設定パラメーターはDepthだけなので、最低限Depthの概念については理解しておきましょう。
【Backstep】高安値が更新する最小期間を設定する
Backstepは、Depthで設定した値幅以上の動きがあった際に高安値が更新される最低期間を設定する項目です。


上記チャートではBackstepパラメーターが3に設定されているので、最新の高安値が発生してから次の高安値が発生するには最低でもロウソク足3本の間隔を開ける必要があるという意味になります。
Backstepを小さくすれば高安値の表示が細かくなりますが、その分ノイズ的な波も増えてしまうため注意が必要です。



なお、Backstepは3が初期設定数値となっていますが、2・3・5・7・12もよく使用される数値です。
【Deviation】転換率を決定
Deviationは高安値の転換率を決定するパラメーターで、ほとんど設定変更されるケースがない項目です。
転換率とは、「Backstepで設定した期間内で、暫定高安値が確定するまでに必要な逆方向への値動きのパーセンテージ」を表します。


上記画像のように、確定した高値から暫定安値までの値幅を100%として、Deviationが5なら5%価格が折り返したら暫定安値が確定安値になります。
Backstepが3に設定されていれば、ロウソク足3本以内に5%以上の動きが発生しないと暫定安値が確定安値にはなりません。



つまり、暫定安値をつけたあとにBackStep期間を超えてダラダラ上昇しても確定安値にはならないんですね。
ただし、Deviationは設定変更してもZigZagの表示に与える影響が少ないため、初期設定の5から特に変更する必要はありません。
ZigZagとフラクタルの使い分け方
ZigZagと同じようにチャート上に目立つ高値と安値を示してくれるフラクタルというインジケーターもありますが、ZigZagとの性質の違いや追加方法や使い分け方を知っておきましょう。
フラクタルは、ロウソク足が過去2本と未来2本よりも高いか安いかで高安値を描写してくれるインジケーターです。


ZigZagは高安値を決定するためには設定値以上の値動きや時間が経過する必要がありますが、フラクタルは過去と未来の合計4本のロウソク足に対する価格だけで判断されます。



その点では、ZigZagの方が高安値に対する信頼度は高いといえますね。
しかし、中にはZigZagとフラクタルが示す高安値が重なるタイミングもあるため、より強い根拠として強気でトレードできるでしょう。


ZigZagの方が高安値の確定条件が厳しいため、ZigZagの方がより正確な高安値を描画できる傾向にあります。
ただし、フラクタルは高安値が頻繁に描画されるのでエントリーチャンスが多いというメリットもあります。
フラクタルについてさらに詳しく解説している記事もあるので、それぞれの強みを活かしながら取引を行ってください。


ZigZagを用いたチャート分析方法3選


ここでは、実際にZigZagを用いたチャート分析方法を3つ解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
エリオット波動のカウントを行う
ZigZagと相性が良いといわれているのが、エリオット波動と呼ばれるテクニカル指標です。


エリオット波動とは、チャートは基本的に5つの波で形成される上昇トレンドと3つの波で形成される下降トレンドで成り立っているという有名な理論です。
それぞれの波には以下のような特徴があり、今の値動きがどの波に該当するかでその後の動きを予測できます。
エリオット波動の波 | 値動きの特徴 |
---|---|
上昇1波 | 上昇トレンドの始まり 戻り高値を上抜けたら発生 |
上昇2波 | 上昇トレンドの調整 前回安値を試しにいくが下抜けない |
上昇3波 | 上昇トレンドの中盤 最も大きく激しい上昇が発生 |
上昇4波 | 上昇トレンドの調整 1波の高値を下抜けない |
上昇5波 | 上昇トレンドの終盤 上昇1波と同程度以上の上昇 |
下降1波 | 下降トレンドの始まり上昇5波の安値を下抜ける |
下降2波 | 下降トレンドの調整前回高値を試しにいくが上抜けない |
下降3波 | 下降トレンドの中盤〜終盤勢いの強い下落が見られる |
エリオット波動の各波のサイズを正確に測るためにZigZagを用いてみましょう。


実際の値動きを見ると急上昇や急下降も発生しており波の判断に困る場面も多いですが、ZigZagが波をわかりやすく表示しているためエリオット波動に当てはめやすいですね。
エリオット波動さえ判断できれば、波の途中でレンジ相場発生やチャートパターンの発生で次の波への移行も判断しやすくなります。



エリオット波動を使いこなせば勝率の高いトレンドフォローでトレードできるようになるので、かなり有利に立ち回れるようになるりますよ。
ダウ理論との組み合わせでトレンドを判断する
ダウ理論とZigZagはともに高安値によってトレンド判断を行うもので、非常に相性の良いチャート分析方法として知られています。
ダウ理論とは米国の証券アナリストであるチャールズ・ダウ氏が提唱したチャートの基本的なルールを示したもので、その中には「トレンドは明確な転換サインが出るまで続く」という内容があります。
ダウ理論によって示されたトレンド継続の条件とトレンド転換の基準は以下の通りです。
トレンドの状況 | 相場の状況 |
---|---|
上昇トレンド継続の条件 | 安値と高値が切り上がり続ける |
上昇トレンドが下降トレンドに転換する条件 | 高値を更新せずに安値を更新した場合 |
下降トレンド継続の条件 | 安値と安値が切り下がり続ける |
下降トレンドが上昇トレンドに転換する条件 | 安値を更新せずに高値を更新した場合 |


ただし、実際のチャートでは波の大きさによって高安値の更新が判断しづらい時もあるため、ZigZagによって一定の判断基準でダウ理論の判断が可能になります。


画像の通り、トレンドが出ていると高値が大きく更新されているので低リスクで買いエントリーしやすいと判断できます。
逆に高値と安値が交互に更新されているようなゾーンでは、トレンド判断ができないためエントリーするべきではないと判断できるでしょう。
トレンド判断の際に、波の大きさの基準がブレてしまうと間違った方向にエントリーしてしまう可能性もあるので、勝率が大きく上がりそうですね。
チャートを細かく分析しなくてもトレンドが判断できるので、特に1分足など迅速なエントリーが求められる場面では重宝します。
水平線と組み合わせてサポートやレジスタンスを把握する
ZigZagは明確な高値と安値を示してくれるので、目立つ高安値に水平線を引くだけでも今後のチャートの動きが予測できるのが特徴です。


ZigZagで描写された目立つ高安値に水平線を引いてみると、その後の値動きでロールリバーサルをするなど明確な反応があるのがわかります。
そのほかにも、トレンドラインを引けば何度か反応するので、反発を狙ったスキャルピングトレードもできるでしょう。
このチャートは15分足で4日分のチャートを表示していますが、1日1回程度はZigZagをもとに引いたラインで反応が起きています。



複数の時間足でラインを引いてみれば、エントリーの回数はより多くなりそうですね!
ZigZagを利用する時の注意点


ZigZagを利用する際、以下のポイントに注意しておかなければ意外な落とし穴にハマってしまう可能性があります。
ZigZagをマスターするためにも、必ず確認しておきましょう。
レンジ相場では判断材料にはなりにくい
ZigZagはトレンド相場であれば高安値の切り上がりや切り下がりを判断しやすいですが、レンジ相場では売買の判断材料として使いづらいのがデメリットです。


画像のように、レンジ相場といっても値幅が一定ではないケースも多く、ZigZagだけではエントリー基準の判断はできません。
エントリーの基準になる水平線やトレンドラインが引けないので、ほかのインジケーターなどの判断基準がないと手が出せないですね。
逆に、一定の値幅で形成されている綺麗な形のレンジ相場であればラインも引きやすく、トレード判断にも使いやすいでしょう。


もしくは、フラッグなどのチャートパターンを形成していればラインも描画しやすいのでおすすめです。
トレードしやすいレンジ相場か否かを判断できるだけでも有用性がありますね。
また、値動きが荒れている時は高安値更新が正常に行われない場合もあるため注意が必要です。





ZigZagはチャートの大きな波を捉えるのを得意としており、瞬発的な値動きや細かい値動きは苦手なんですね。
リペイントによって高安値が書き換わる可能性がある
ZigZagで確定された高安値がリペイントによって書き換えられてしまうケースもあり、リペイント前の高安値を基準にエントリーした場合は損切りを余儀なくされる可能性もあります。
たとえば、一度高値が確定したあとに下降せず、再び上昇が再開してしまうとリペイントによって高値が暫定高値としてさらに更新されてしまいます。


再上昇によりリペイントされる条件はDeviationの設定値により決定され、今回のように5に設定されていれば安値から高値の値幅の5%分上昇すればリペイントとなります。
そのため、高安値の確定と同時にエントリーしてしまうとリペイントになった際に含み損を抱えることになり、負けトレードも増えてしまいます。


ZigZagだけを根拠にしていると負け確率も多くなってしまうので、チャートパターンなど別の根拠と組み合わせたエントリーで勝率を上げる必要があります。



どんなエントリーでも、根拠が2つ以上あると勝率はグッと上がりますよ。
また、ネット上には有志のトレーダーが作成した「リペイントしないZigZag」も数種類リリースされており、各トレーダーによってロジックが若干異なりますが、表示される高安値は全て確定したものとなります。
リペイントしないためエントリー後の逆行は発生しづらくなりますが、確定高安値の表示は通常のZigZagよりも遅くなるため迅速なエントリーはしづらくなってしまうでしょう。
ZigZagを活用して勝てるおすすめ手法4選


ここでは、ZigZagをほかのテクニカル指標と組み合わせて活用した実際のトレード例をいくつか紹介していきます。
どの手法も初心者でも使いやすいように考えられているので、ぜひ参考にしてください。
ZigZagと水平線を組み合わせたロールリバーサル
先ほども説明した通り、ZigZagは高安値とトレンドを示してくれるので、水平線と組み合わせたトレンドフォローに活用しやすいのが特徴です。
ここで使用する手法では、以下の流れでトレードを行います。
- ロールリバーサル確定後、ZigZagの暫定高安値が確定するのを確認
- ロールリバーサル箇所を下位足で確認し、チャートパターンに基づいた値動きであるのを確認
- 損切りはロールリバーサル地点のチャートパターン否定、利益確定は次の高安値が確定したタイミング
まずは画像の通り高安値が明確に上がっている上昇トレンドを確認し、ZigZagの高安値に合わせて水平線を引きます。


その後チャートが下降し、あらかじめ引いてあった反発しそうな水平線で価格が反発したのを確認します。
この時点でDeviationの設定値である「前回高値〜暫定安値」の5%以上の上昇が発生しているので、この暫定安値は確定安値となっています。
この時点でロールリバーサルが確定しているため、上昇継続の確度を高めるために下位足をチェックしましょう。


下位足ではダブルボトム発生後に上昇しているため、上位足でのロールリバーサルと合わせて上昇の根拠が2つあるのが確認できました。



ほかにも逆三尊やトリプルボトムなど、さまざまな反転チャートパターンが使えるでしょう。


ここで買いエントリーを行い、強い上昇に乗れたので大きな利益を獲得できました。
この手法はロールリバーサルとチャートパターンの2つの根拠を活用しているため勝率は高いですが、固い根拠を求めるほどエントリータイミングが遅くなる傾向があるので注意してください。
ZigZagとトレンドラインを組み合わせたトレンドフォロー
ZigZagは高安値の可視化からトレンドを測るのにも最適なツールなので、トレンドラインとの組み合わせでも勝てるトレード手法を作れます。
エントリーの流れは以下の通りです。
- トレンド確認後、ZigZagで描写されている高安値に合わせてトレンドラインを引く
- トレンドラインにタッチしたタイミングで下位足のロウソク足パターンを確認する
- トレンド継続を示唆するロウソク足が出現したらエントリー
- 損切りはロウソク足パターン否定、利益確定は次の高安値が確定したタイミング
まずは、発生期間が長く角度が45°に近いトレンドを確認してトレンドラインを引きます。


画像の通り、トレンドラインにタッチした時点で押し目が終了して上昇が再開しているパターンが過去に何度か発生しているので、次のラインタッチでも上昇を狙えます。


トレンドラインにタッチした段階で下位足を確認し、ロウソク足パターンを確認しましょう。
ラインタッチと同時に短い陰線を長い陽線が包み込む「包み足」というロウソク足パターンの発生が確認できました。
ほかにも、ハンマーや十字線など、上昇反転を示唆するロウソク足の発生があればOKです。
その時点ではまだZigZagの安値は確定していませんが、「トレンドラインタッチ+ロウソク足パターン」という2つの根拠があるので買いエントリーします。


小さい波を作りながらもトレンドラインを割らずに再び上昇する動きを見せ、トレンドフォローの原則に沿ったトレードができました。



ロウソク足パターンだけだと不安だという人は、下位足のチャートパターンを待ってもいいですね!
ZigZagとフィボナッチ・リトレースメントを組み合わせたトレンド転換
フィボナッチ・リトレースメントは、トレンド相場での押し戻りがどの程度の大きさで終わるかを予測するのに使えるテクニカル指標です。
ZigZagで明確になったチャートの高安値を基準にフィボナッチ・リトレースメントを引き、トレンドフォローをする手法を解説します。
- トレンド相場を確認する
- 暫定高安値が確定したタイミングでフィボナッチ・リトレースメントを引き、50%か61.8%地点で押し戻りの終わりを待つ
- 50%か61.8%でトレンド継続の動きが見えた時点でエントリー
まずは高値と安値が共に切り上がっている上昇トレンドを確認し、暫定高値の確定を待ちます。


押し目が始まると高値が確定するので、最新の高安値にフィボナッチ・リトレースメントを引き、価格の下落を観察しましょう。


フィボナッチ・リトレースメントの50〜61.8時点で値動きが反発したら、そこでトレンド再開と判断できるので買いエントリーします。



フィボナッチ・リトレースメントで特に強いのが50%~61.8%とされているので、そこを狙うといいですよ。
結果的に上昇を見せ、利益確定でトレードを終えました。
なお、利益確定はZigZagでの次の高値確定、損切りは61.8%の明確な下抜けに設定してください。
より明確な根拠がほしい人は、下位足でのチャートパターンやロウソク足パターン発生も組み合わせるといいでしょう。
ZigZagとオシレーターを組み合わせた逆張り手法
MACDやRSIなどのオシレーターは、チャートの買われすぎや売られすぎを示してくれるテクニカル指標なので、ZigZagで表示した高安値をエントリー地点とした逆張りエントリーが可能です。


今回は、RSIとZigZagを組み合わせてトレンド内の押し戻りを狙う逆張りトレードを解説していきます。
- ZigZagでトレンド相場を確認
- RSIで価格の買われすぎや売られすぎを確認し、トレンド推進の高安値が確定したタイミングで逆張りエントリー
- 利益確定は陽線が2連続で発生したタイミング、損切りは確定した高安値がさらに更新されたタイミング
まずはZigZagで上昇トレンドが発生しているのを確認し、RSIでの買われすぎを観測します。


ここで価格が少し落ちてくるとZigZagの暫定高値が確定高値になるので、一旦の上昇は終了したと判断して売りエントリーします。


逆張りエントリーの損切りは迅速に行う必要があるので、さらなる高値更新の位置にストップロスを置いておきます。



利益確定も慎重に行うため、陽線の2連続での出現や長い陽線が発生した時点で決済しましょう。
逆張りトレードは迅速な判断が必要なので、トレードに慣れた中級者以上の人が行うべきです。
FXのZigZagに関するよくある質問


ここでは、ZigZagに関するよくある質問について解説していきます。
役立つ情報も掲載しているので、ぜひチェックしてください。
ZigZagを使って取引する自動売買ツール(EA)はありますか?
ZigZagを取引根拠にした自動売買ツール(EA)はさまざまなサイトで配布・販売されており、無料で利用できるものも見られます。
しかし、ZigZagを使ったEAの中で実際に勝っているデータが表示されているソフトは少なく、有料販売されているものの中では、「ZigZag_USDJPY」というEAがおすすめです。


2023年1月から稼働しており、1年間で資金が20%増加している優秀なEAです。



ただし、今勝っているEAでもいつ大きなドローダウンが来るかわからないので慎重に選びましょう。
また「EAつくーる」という有料EA作成ソフトを利用すれば、難しいプログラミングなしでZigZagを用いたEAを作成できます。
スマホでZigZagを表示させられるアプリはありますか?
スマホでZigZagを表示させられるアプリ・サービスは以下の通りです。
- TradingView
- ヒロセ通商公式トレードアプリ
- IGツール公式トレードアプリ
- GMO証券公式トレードアプリ
- 外貨FX公式トレードアプリ
このように、スマホからZigZagを確認できるのは国内FX業者が多く、海外FX業者を利用する際はパソコン版MT4・MT5でのチャート表示がメインになります。
ただし、スマホ版MetaTraderアプリではZigZagは表示できないため、海外FX業者ユーザーはTradingViewを利用しましょう。



ただし、VPNサービスを用いてスマホからPC版MetaTraderを遠隔操作すれば、スマホ画面でもZigZagを表示可能です。
VPNを使ってみたいけど、どのVPNを利用すれば良いかわからない方は他にいませんか?
そんな方は、国内最大級のVPN情報・比較サイト | VPNラボをチェックしましょう。
まだあまり知られていないVPNに関する情報を、体験談をもとに発信しているサイトです。
よくあるインターネットのセキュリティ問題やおすすめのVPNサービスも解説・比較しているので、ネット初心者から上級者まで参考になるはずです。
FXのZigZagを使って相場の状況をいち早く把握しよう
この記事では、FXのZigZagの概要や使い方、ほかのテクニカル指標と組み合わせたチャート分析やトレード手法について解説しました。
特にトレード初心者は波の判断基準が固まっていないケースも多く、ZigZagのように一定の判断基準を与えてくれるツールは役立つでしょう。
その反面、レンジ相場では高値と安値の更新が頻繁に起こり判断基準に使えないため、トレンド相場を中心に利用するようにしてください。



実際のトレード例で示したとおり、ZigZagは単体ではなくほかの根拠と組み合わせるのがおすすめです。
本記事ではほかにもさまざまな使い方のコツを解説しているので、ZigZagを使いこなして有利な立ち回りができるようにしましょう。


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