先週の1月30日~31日にかけて開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、3月の利下げ観測が後退しました。

2月7日、金融当局関係者がそれを裏付けるコメントを相次いでしました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のクーグラー理事はブルッキングス研究所の講演で、「インフレと労働市場が鈍化し続ければ、ある時点においてフェデラルファンド金利の誘導目標レンジの引き下げが適切になるだろう」と利下げに関して言及しました。しかし、「ディスインフレの進展が失速した場合、FRBは2つの責務を執行するため、誘導目標レンジをより長期にわたって現行水準に維持することが適切になるだろう」と早期には利下げを行わないことを示唆しました。
ボストン連銀のコリンズ総裁はボストンのエコノミック・クラブの講演で、「FRBはデータと見通しを注意深く見極めており、政策は現時点で引き続き適切である」と早期には利下げを行わないことを示唆したものの、「目標が達成されるという確信が深まれば、年内のある時点で制約的な政策を緩和し始めるのが適切だろう」と年内の利下げをしました。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はCNBCに出演した際、「我々はより良好なインフレデータを求めているわけではなく、2%の水準付近にあることを示す追加のインフレデータを求めているだけだ」、「『さらに数ヶ月間そのようなデータを見られれば、確信を持てる』と私は考えている」と述べました。そして、2024年は2、3回の利下げが適切となる可能性が高いと示唆しました。
リッチモンド連銀のバーキン総裁はワシントンのエコノミック・クラブのイベントで、「到達すべきところに到達するために、忍耐強くあることを強く支持する」、「現時点でのトレードオフはバランスが良くなりつつあり、インフレに関する取り組みを続ける方がなお有利だ」と早期の利下げを支持せず、現状の政策維持を支持しました。
なお、4人とも利下げ開始時期については言及していません。
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