ビットコインの急騰が始まったきっかけは米証券取引委員会(SEC)によるビットコイン現物ETFの承認です。そして、現在の上昇を後押ししているのが半減期です。さらには、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が強まったことも後押ししています。なお、3月11日に最高値を更新したのには、ロンドン証券取引所が今年第2四半期(4~6月)からビットコインETNとイーサリアムETNの承認申請を受け付けることを表明したことも理由の一つと考えられます。
CoinMarketCapのよると、ビットコインは過去7日間で9.5%上昇し、月間では50%上昇しています。全暗号資産の時価総額は1週間で10%増加し、2兆7100億ドルに達しました。ビットコインは暗号資産全体の時価総額の52.7%を占めています。
ビットコインがさらに上昇すると考えている人は少なくありません。マイクロストラテジーCEOマイケル・セイラー氏は、「新たに生成されるビットコインの割合が減少することで、マイナーからの自然な供給が減少し、その結果、需要が増加し、価格が上昇すると予想している」と述べています。また、彼は「ビットコインがゴールドを凌駕する態勢にあると確信しており、伝統的な貴金属と比較して、強みと有望な成長の可能性がある」と述べています。
また、eToro(イートロ)のグローバル・マーケット・ストラテジストであるベン・レイドラー氏は、展開次第ではさらに上昇すると見ています。「暗号資産には多くの材料があるが、その中で最も大きなものの1つは、中央銀行がゴールドのようにビットコインを買い入れを始め、外貨準備の一部として保有することだ」と述べました。
現在、ビットコインは1BTC7万2000ドル台で推移しています。
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