2025年のドル円相場の動きを大予想

あけましておめでとうございます。2025年もよろしくお願いします。

2025年のドル円相場を予想しました。2025年のドル円相場は、日米の金融政策の転換米国のインフレ動向が主要な変動要因となる見通しです。

予想レンジは140円から160円程度で推移すると見られます。米連邦準備制度理事会(FRB)は3月9月に利下げを実施し、日銀は1月7月に利上げを実施する見通しです。

なお、2025年は「利上げの日銀/利下げのFRB」という2000年以降で初めての政策姿勢の逆転が起こります。日米の金利差は縮小方向に向かい、これがドル円の上値を抑制する要因となります。

また、150円が重要な節目となります。150円を割り込んだ場合は140円が視野に入ってきます。ただし、140円を一気に下方ブレイクする可能性は低いとみられています。

なお、予想レンジを超える動きをする可能性も十分にあります。

160円を超えるシナリオとして考えられるのが、米国でのインフレ再燃が最大のリスク要因です。160円または162円付近でのダブルトップ形成の可能性があり、この水準を超えた場合は為替介入の可能性も指摘されています。

一方、140円を下回るシナリオとして考えられるのが、トランプ新政権の政策による不確実性と日銀の利上げペースの加速です。

なお、日米金利差の縮小が進む中でも、米国株式市場の堅調さがリスクオン・円安圧力として働く可能性があります。ただし、米国の関税政策や対中強硬姿勢により、市場のボラティリティが高まる可能性にも注意が必要です。

ドル円相場は現在、157円台半ばで推移しています。

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