FXの商材を買えば相場で勝てるようになるのではないか?
FXの商材のほとんどは詐欺商材なのではないか?
「FXの商材」と聞いて上記のようにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、FXの商材の大部分が詐欺商材です。
FXの商材を購入したおかげで利益が出た
このFX商材を買えば絶対に儲けることができる
などと、Webサイト上ではFXの商材に関するポジティブな評判がたくさん見受けられますが、実際のところ、相場で利益に繋げることができるFXの商材はごく少数の割合でしか存在しなく、大部分は詐欺商材なのです。
どのようなFXの商材が詐欺商材であるのかを正しく理解し、FX商材の詐欺の被害に絶対に遭わないように注意する必要があります。
この記事では以下の5つについて解説していきます。
- なぜFXの商材には詐欺商材が多いのか?理由は2つ
- FXの詐欺商材3つの種類
- FXの詐欺情報商材がなぜ売れるのか?2つの理由
- FXの商材詐欺に騙されないためには?4つの対策
- FX商材詐欺の被害に遭ってしまった時の対処法
この記事を読めばFXの詐欺商材について理解することができ、商材詐欺の被害に遭わないための手助けになります。
なぜFXの商材には詐欺が多いのか?理由は2つ

先程も述べましたが、FXの商材の大部分は詐欺商材です。
まず商材には有形商材と無形商材の2種類があります。
昨今のネットの普及、そしてFXはネット上で行うという性質が組み合わさった結果FXの商材は無形商材、特に情報商材という形で販売されています。
ここではFXの分野では商材の大部分が詐欺商材である理由を以下の2つの観点から解説していきます。
- 理由1 : 実際に利益を出していなくても商材ビジネスが成り立つから
- 理由2 : 情報商材は販売者の責任が曖昧になりがち
理由1 : 実際に利益を出していなくても商材ビジネスが成り立つから
FXのトレード手法の有効性を裏付けるためには、最低でも以下の要素を確認する必要があります。
- トレードごとの期待値
- ドローダウン
- 破産確率
- 自分との相性
FXに精通していない初心者の場合、決済履歴の損益の数字だけで情報商材の優劣を判断してしまうことがあります。
しかしこのような数字は画像加工ツール等で簡単に作成可能です。
そのため損益でしか有用性を判断できない情報商材購入者は、画像加工等で作られた利益であっても騙され購入してしまうのです。
その結果商材の販売者が実際にFXを行っていなくても、騙されて購入する人がいる限りは儲かるビジネスとして成り立ってしまっています。
理由2 : 情報商材は販売者の責任が曖昧になりがち
情報商材という特性上、利用者の使い方で価値がきまってしまうことが多いため、販売者が詐欺商材を取り扱っていると一方的に断定するのが難しいです。
高額のFX情報商材を購入したにも関わらず利益が全くでない場合であっても、
今の相場にあっていないから利益がでない。
長期的に使用するとトータルでプラスになる。
の一言で利益のでない理由を片付けられてしまうため、その情報商材が本当に詐欺商材なのか、有益な商材なのか、本来の価値が非常にわかりづらいものとなっています。
このような点が販売者が詐欺情報商材を販売しやすい環境を作ってしまい、情報商材において詐欺が横行する原因となっています。

FX詐欺商材3つの種類

上記で解説した通りFXの商材の大部分は情報商材という形で販売されています。
その中でもFXの情報商材は大きく分けると以下の3つの種類で販売されています。
- 教材タイプ
- 自動売買取引システム
- トレード補助ツール
ここではこの3つのタイプのFXの情報商材について、そしてそれぞれに関しての詐欺商材の特徴を解説していきます

種類1: 教材タイプのFX詐欺商材
教材タイプの商材とはチャートやローソク足の読み方などのFXに関する基礎知識、利益の取りやすい通貨の見極め方、販売者がFXを通して培ったロジック等が解説された商材です。
また教材タイプの商材には情報商材の他に、書籍の形で購入させる有形商材も存在します。
教材タイプの商材はネットで調べればすぐに理解することができるような基礎的なことしか書いていないものが多く、あまりにも高額な教材タイプの商材は購入にかかった費用ほどの価値がないことが多々あります。
通貨の見極めや、ロジックの解説等、商材販売者の経験に依存するような商材に関しては教材で基礎的な導入部分だけを記し、核となる部分を学ぶには販売者が運営するコミュニティーに入らなければいけないケースが大部分です。
そのコミュニティー内で運営費用の名目で追加料金を強いられたり、個人的なやり取りを行って高額なコンサルへと勧誘をする詐欺手口が用いられています。
また教材タイプの商材は読めば必ず相場で儲けることができるというものではなく、教材から学んだ知識を自分なりに試行錯誤しなければ利益に繋がらないことが特徴的です。
種類2: 自動売買取引システム
自動売買システムとは自分で何もすることなく、システムを取引プラットフォームへ導入するだけで自動的に取引を繰り返してくれる商材です。
一見便利なように思えますが、自動売買システムの販売には詐欺が横行しています。
実際には利益の出すことができない価値のないシステムが高額で販売されていたり、商材販売者が海外FX業者の口座を開設してもらうことを目的としています。
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このようにFX初心者の目を惹くような過剰な宣伝文句を使って、口座開設を条件として無料の自動売買取引システムを配布する等の詐欺手口が存在しています。
詳しくは以下の記事で解説していますので、ご参照ください。

種類3: トレード補助ツール
トレード補助ツールとはFXのチャート分析を自動で行ってくれたり、価格が動きそうな時にその方向にシグナルを出してくれたりと、FX取引を便利にしてくれる情報商材です。
自動売買取引とは違い、売買自体は自ら行わなければいけないのが特徴です。
詐欺の手口に関しては上記で述べた自動売買取引システムに似ており、しっかりとしたロジックに沿っていないツールがその価値に見合わない高額な値段で販売されるという詐欺手口が横行しています。
FXの詐欺情報商材がなぜ売れるのか?理由は2つ

ここまでFXの情報商材には詐欺が横行しているということを解説してきました。
FXの情報商材詐欺がネット上で横行している理由は単純で、「詐欺商材を購入する人がたくさんいる」からです。
FX初心者だけでなく、FX経験者までもが甘い宣伝文句に惹かれてしまい、詐欺商材を購入してしまうケースはたくさん存在しています。
ここではなぜFXの詐欺商材が売れるのか、そして購入する人が多く存在してしまうのかの理由を解説していきます。
- 理由1:楽をしてFXで稼ぎたいと考えている人が多いから
- 理由2:販売者がFX詐欺商材の評判を2chやブログにて自演している
理由1:楽をしてFXで稼ぎたいと考えている人が多いから
FXの情報商材を購入してしまう人に共通して言えることは、楽をしてFXで勝ちたいと思っているということです。
このような考えを持つ人は情報商材の甘い宣伝文句に簡単につられてしまい、高額な情報商材を安易に購入してしまいます。
また、情報商材を購入して一定期間相場で勝つことができなければ別の情報商材を探して購入してしまい、自ら相場について考えることをしなくなるという「情報商材の負の連鎖」から抜け出すことができなくなってしまいます。

これは「聖杯探し」と呼ばれ、FXで犯しがちな重大な間違いの一つです。
詳しくは以下の記事をご参照ください。


理由2:販売者がFX詐欺商材の評判を2chやブログにて自演している
FXの詐欺商材販売業者自身が2chやブログにて商材に関する良い評判を書き込んで自演することで、詐欺商材を購入させるケースも多々あります。
販売者は価値のない詐欺商材に信用を持たせるために、2chの書き込みや実際に商材を使用した体験が書かれたブログなどに自身で良い評判を書き込みます。
また情報商材のアフィリエイトは報酬が高く設定されていることもあり、かなりのスピードで拡散されていってしまうという特徴も持っています。


アフィリエイトによって詐欺商材が様々な媒体で取り上げられてしまえば、特にFXの知識のない人はその評判に騙されてしまい、詐欺商材を購入するきっかけになってしまいます。
FXの商材詐欺に騙されないためには?4つの対策


FXの詐欺商材に手を出してしまうと、残念ながらFXで成功することから遠ざかるといって良いでしょう。
なぜなら一度情報商材に頼ってしまうとさらに良い商材を求めるようになってしまい、ただ時間と資金を浪費してしまうからです。
そこで、ここではどのようにすればFXの商材詐欺にあわずに済むのか、その対策を4つほど紹介します。
一度詐欺被害に遭ってからでは手遅れになるかもしれないので、対策を知ることで未然に防ぐようにしてください。
- 対策1:FXの基礎をしっかりと理解する
- 対策2:自らFXの取引経験を積む
- 対策3:詐欺商材を見分けることを意識する
- 対策4:FXの詐欺情報商材の報告スレ等で評判を見る
対策1:FXの基礎をしっかりと理解する
FXの基礎知識を身に着けることは詐欺商材であるかを見極めることに役に立ちます。
基礎を身に着けるためには自ら分からない用語や理論などをネット等で調べる必要があります。
そのような習慣を身に着けておくと、商材を購入する際にしっかり情報を調べることができ、詐欺被害に遭う確率は非常に低くなるはずです。
また最低限の知識を身に着けているだけでも売買取引のロジックがあからさまにおかしいシステムを見分けることができたり、商材販売者が実際にFX取引をしているのかを見極めることができたりと、必ず情報商材詐欺を見分ける助けになります。
FXに関する基礎知識について解説した記事は「FXの基礎知識」のカテゴリーからご確認ください。
対策2:自らFXの取引経験を積む
商材を買うかどうか検討している初心者の方はまず自分でFX取引をしてみることをオススメします。
実際の取引を経験する前に商材に触れても、どの情報が自分には足りていないかなどの検討をつけることができません。
学びたいことが明確でなければ習熟速度も遅くなりますし、余計な知識で頭でっかちになってしまいます。
また実際に取引をする前に商材を購入してしまうと、FXで勝てないことを商材のせいにする癖がついてしまい、一向に技術が上達することがありません。
一通り自分でFXの経験を積んだ後に、
FX取引で勝つためには自分に何が足りないのか
そもそも商材を購入する必要があるのか
など自問自答してみることで、冷静な態度でFXに取り組むことができます。
対策3:詐欺商材を見分けることを意識する
FXに関する詐欺商材が多く存在していることをしっかりと理解した上で、詐欺商材であるかどうかを購入前に見分けることを意識しましょう。
詐欺商材かどうかを見分ける基準には以下の3つのようなものがあります。
- 商品の取引の公正を規定する法律である特定商取引法に問題がないか
- 商材販売業者の販売実績、信用度
- 過度に誇張された宣伝文句に騙されていないか?
より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。


対策4:FXの詐欺情報商材の報告スレ等で評判を見る
先ほど情報商材に関する2chスレの評判は自演である可能性があると述べましたが、念のため評判を確認しておくことは詐欺対策になります。
2chのスレで評判を調査する際は、「詐欺商材被害の報告スレ」のような商材に対してマイナスプロモーションを行っているようなスレを参照することをオススメします。
なぜなら商材に関して悪い印象をもたせるような被害報告スレには詐欺商材業者は介入しにくく、被害者の生の声の可能性が高いと言えるからです。
また、FXの情報商材が特定の海外FX業者での口座開設を要求してくる場合は、その海外FX業者に関する口コミをTwitterやWikiFXで調べておくことも有効な対策になります。


FX商材詐欺の被害に遭ってしまった時の対処法


これまでFX詐欺商材について、対処法を含め詳しく紹介してきました。
ここまでの内容を理解しどんなに気をつけていたとしても、うまく知識を使うことができず悪質な詐欺商材販売業者にお金を騙しとられてしまう可能性はもちろん存在します。
そのような場合、被害相談を受け付けてくれる機関がいくつか存在しています。
- 国民生活センター
- 警察
- FX詐欺被害専門の弁護士
このような機関に相談することで詐欺の被害に遭った際にも、解決に向けて冷静に準備を進めることができます。
FX詐欺に遭ってしまった場合の対処法に関しては以下の記事で詳しく解説しているので、ご参照ください。


まとめ:FX商材には頼らずに、実際の取引経験から学びを得よう
ここまでFXの詐欺商材について解説してきました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- FXの商材詐欺がなくならないのは「取引履歴の改ざんが容易」で「責任の所在が曖昧」だから
- FXの商材詐欺に遭わないためには、「FXに関する基礎知識の理解」や「評判をチェックしておく」などの対策が必要
- 評判をチェックする際にはFX詐欺商材業者による自演にも注意する
FXに関する商材は世の中に溢れかえっていますが、どれも実際の取引経験で得た学びには及びません。
FXでの成功のためにも常に相場を分析し、自分にあった取引手法を確立させることに専念していきましょう。


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