MT5はいくらから取引できるの?
FX初心者はいくらから始めるべき?
世界中のFX会社が徐々に移行を進めているMT5。
しかし、MT5は海外で作られたツールであるため、英語で説明されているケースが多く、実際にMT5を初めて利用する際に、いくらから取引できるのか分からないといった方もいるもしれません。
そのため、この記事では「MT5ではいくらから取引できるのか」や「MT5を利用したい方ににおすすめのFX業者」について解説します。
その他にも、FX初心者に必要な資金についても解説するので、実際にFXを初めて取引する際の参考になるでしょう。
- MT5がいくらから取引できるか
- MT5に対応している国内FX業者
- FX初心者に必要な取引資金
この記事を読めば、MT5でFXを始める際の自分に合った資金を理解することができるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
MT5はいくらから取引できる?

MT5とは、MetaQuotes社が2010年に提供を開始した、FX、為替商品、先物の高性能な分析機能搭載の取引プラットフォームです。
基本的に、MT5は無料で利用することが可能で、各FX業者で口座を開設した後に、パソコン版またはスマホ版のMT5でアカウント連携させることによって、取引を始めることができます。
また、MT5は最小取引単位は連携するFX口座の会社によって異なる数値が設定されているため、「実際にMT5でいくらから取引できるか」は各FX業者の取引ルールを確認する必要があります。
各FX業者の取引ルールは会社の公式サイトに掲載されている場合が多いため、口座を開設する前にあらかじめ確認するようにしましょう。
MT5を利用するなら国内FX業者がおすすめ 2000

MT5は、一般的に海外FX口座で取引する際に利用されますが、WikiFXでは複数の観点から国内FX業者の口座で取引することを推奨しています。
国内FX業者がおすすめの理由は以下の通りです。
- 高レバレッジによるトレード避けられる
- 資金の安全性が高い
- スプレッドが狭いから有利に取引できる
- 最低入金金額が設定されていない
それぞれ解説していきます。
高レバレッジによるトレード避けられる
FXでは、レバレッジを高く設定することによって、数万単位少ない資金でも数十万近くの大きな利益を狙った取引を行うことが可能です。
一般的には、資金の少ないであろうFX初心者は、小資金を大金に増やすためにレバレッジの高い口座で取引した方が良いと考えられています。
しかし、レバレッジを高く設定し過ぎることによって、資金を失うリスクが高くなり、最終的に全資金を失ってしまうといったケースがFX初心者に多く見られるため、あまり推奨できません。
FXのような流動性の高い金融商品で安定的に稼ぐには、低リスクで資金を守りながらコツコツ利益を積み上げることが理想的であるため、この点ではレバレッジも低い設定が理想と言えます。
海外FXと国内FXではレバレッジ設定は以下の通りです。
- 海外FX:100倍~無制限
- 国内FX:~25倍まで
海外FXは法律でのレバレッジ制限が無いため、非常に高い倍率が設定できるFX業者がありますが、国内FX業者はレバレッジ25倍以下という金融庁からの制限があります。
レバレッジの低い会社で取引するだけで簡易的にリスク管理の出来た取引を行えるため、資金を失いやすいFX初心者の方は、レバレッジ制限のある国内FX業者がおすすめです。

資金の安全性が高い
口座に入金した資金や取引によって稼いだ利益は、FX業者によって管理されています。
海外FX業者を利用している場合、出金拒否や口座を強制凍結させられるなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるため、非常に危険です。
金融庁は、国内で法に基づく登録を受けていない海外FX業者について警告を出しています。

無登録のFX業者を見分けることは非常に難しく、登録を偽造している業者も多く見られるため、海外FX業者を利用する場合は、WikiFXが解説している「FX会社の安全性」を参考に、悪徳業者に騙されないようにしましょう。

スプレッドが狭いから有利に取引できる
スプレッドとは新規売買取引を行う際に発生する取引コストを指し、買値と売値の差額分が大きいほど取引が不利になります。
海外FX業者の場合、スプレッドが広く設定されている事が多く、基本的に一番スプレッドが狭く設定される米ドル/円でも1.5pips以上に設定されているケースが多く見られます。

海外FX会社のスプレッドが広いのは、より投機性を高くするためのボーナスを顧客に提供したり、アフィリエイターへ高額な報酬を支払うためです。
また、相場の値動きによってスプレッドが大きく変動することが稀にあり、元のスプレッドに収縮するまでに時間がかかるため、取引したいタイミングで満足のいくエントリーができない可能性もあります。
国内FX業者の場合、スプレッドが海外FX業者よりも狭く設定されており、米ドル/円では0.2pips程度の狭さなので、ほとんど取引に影響を与えることなくエントリーできるでしょう。


また相場の値動きによってスプレッドが大きく広がることも少ないため、スプレッドによってエントリーに悩まされる心配もありません。
スプレッドの差は数字で見ると非常に僅かですが、取引回数を積み重ねていくと大きなコストとなるため、少しでも有利に取引したい方は国内FX業者がおすすめです。
MT5に対応している国内FX業者


ここからは、MT5に対応している国内FX業者を解説します。
国内でMT5に対応しているFX業者はあまり多くないため、選ぶ際は選択肢が限られていますが、自分に合った業者で口座を開設することが大切です。
- OANDA証券
- 外為ファイネスト
- AVA TRADE
- フィリップ証券
それぞれのFX業者の特徴について解説していきます。
OANDA証券


通貨ペア数 | 40種類 |
最小取引単位 | 10,000通貨単位 |
最小取引資金 | 100,000円 |
スプレッド 米ドル/円 | 0.3pips |
最短口座開設日数 | 翌日 |
取引手数料 | 無料 |
デモ口座 | 可能 |
- OANDA証券が提供する独自の分析ツールがある
- OANDA証券独自の投資教育コンテンツで勉強できる
- スキャルピングが行える
OANDA証券が提供する「OANDA Lab」では、無料でマーケット情報や経済情報による分析などを閲覧できます。
さらに、マーケット情報をMT5に落とし込むことも可能であるため、実際に取引画面内にチャートと情報を同時に見ながら取引に臨むことも可能です。
また、OANDA証券独自の投資教育コンテンツ「OANDA FX Education」では、FXの基礎用語や分析の基本情報をいつでもwebサイトで学べたり、会場やオンラインで講師からセミナー形式で勉強することができます。
そのため、FXの知識が無い初心者でも実際に取引を行いつつ、コンテンツで勉強することによって知識と経験を同時に増やすことができるでしょう。
その他にも、多くのFX業者で禁止行為とされているスキャルピングが行えるため、1日に何度も取引を行いたい方にもおすすめのFX業者です。
外為ファイネスト


通貨ペア数 | 25種類 |
最小取引単位 | 1,000通貨単位 |
最小取引資金 | 制限無し |
スプレッド 米ドル/円 | 0.6pips |
最短口座開設日数 | 翌日 |
取引手数料 | 無料 |
デモ口座 | 可能 |
- 1,000通貨から取引できる
- MT5キャッシュバックキャンペーンを行っている
外為ファイネストは、最小取引資金が設定されておらず、最小取引単位も1,000通貨と低いため、国内FX業者の中でも少額資金から始めやすいといえるでしょう。
また、MT5での取引量に応じて最大200,000円がキャッシュバックされるキャンペーンが開催されており、その他にもさまざまなキャンペーンを開催しているため、少しでもお得にFXを始めたい方におすすめです。
ただし、取引通貨ペアが他社に比べて少ない点やスプレッドが少し広く設定されている点など、取引に不便な点も僅かに存在するため、実際に口座開設前にデモ口座を利用するなど、自分に合う業者であるか確認することを推奨します。
AVA TRADE


通貨ペア数 | 55種類 |
最小取引単位 | 1,000通貨単位 |
最小取引資金 | 制限無し |
スプレッド 米ドル/円 | 0.3pips |
最短口座開設日数 | 翌日 |
取引手数料 | 無料 |
デモ口座 | 不可 |
- 取引通貨ペアが豊富
- スプレッドが狭い
- サポートが充実している
AVA TRADEは、取引通貨ペアが55種類と国内FX業者の中でも多く、最小取引単位が1,000通貨と少額資金から取引できるため、幅広い取引スタイルに対応しているといえるでしょう。
さらに、米ドル/円が0.3pips、ユーロ/円が0.4pipsと今回紹介している国内FX業者の中でも主要通貨のスプレッドが狭く設定されているため、有利に取引を行いたい方におすすめです。
また、AVA TRADEはサポート体制が充実しており、取引ツールの操作などに分からない点があり困っている場合は、専用ソフトによる遠隔操作で解説しながら補助を行ってくれるため、取引の操作に不安な方でも心配ありません。
取引ルールや操作性などの複数の観点から、今回紹介する中でAVA TRADEが一番FX初心者に向いている国内FX業者であると考えられます。
フィリップ証券


通貨ペア数 | 24種類 |
最小取引単位 | 1,000通貨単位 |
最小取引資金 | 30,000円 |
スプレッド 米ドル/円 | 変動制 |
最短口座開設日数 | 翌日 |
取引手数料 | 無料 |
デモ口座 | 可能 |
- 約定力がある
- マーケット情報が豊富
- マイナー通貨に対応している
フィリップ証券は、約定力に定評力があるため、自分が売買したい価格で注文が決済される可能性が非常に高いといったメリットがあります。
最小取引資金は30,000円からと制限がありますが、取引単位が1,000通貨から取引できるため、比較的少ない資金からFXを始めることが可能です。
また、フィリップ証券ではマーケット情報が充実しており、経済指標やポジション推移のみならず、専門家による相場分析レポートも見られるため、参考にしながら取引に臨むことができます。
さらに、香港ドルやシンガポール、中国人民元などのマイナー通貨にも対応しているため、スワップポイントを狙ったトレードを行いたい方におすすめです。
FX初心者に必要な資金額はいくら?


FXに必要な取引資金は、FX業者が設ける最低取引資金の金額によって細かく異なります。
最低取引資金が設けられていない業者や最小取引単位が1,000通貨からと低く設定されている場合、米ドル/円のような主要通貨では、5,000円から取引を始められます。
しかし、この5,000円という金額はあくまで米ドル/円のポジション保有できる金額であるため、実際に取引する場合は価格変動による損失に耐えるための余剰資金が口座に入っている必要があります。
それでは、実際にFX初心者が取引を始める場合は、いくらから始めるべきなのでしょうか?
結論として、FX初心者がFX始める際に必要な資金は、1万円から数万円程度の少額資金であるべきと考えられます。
なぜ少額資金から始めるべきなのか
FX初心者が少額資金から始めるべき理由は以下の理由が挙げられます。
- ギャンブル性の高い取引になりやすいから
- 失敗してもやり直せるから
- 安定して稼ぐためには経験を積む必要があるから
それぞれの理由について解説していきます。
ギャンブル性の高い取引になりやすいから
FX初心者の頃は、実際にお金を使って取引を行うと、僅かな損益の増減でも感情が入ってしまい、冷静な判断ができなくなる傾向があります。
そのため、大きな資金で取引を行った場合、利確すべきでない点で利確してしまったり、損失を出したくないから損切りを行わないなどの問題が発生してしまうでしょう。
また、初心者の頃は取引に明確なルールや手法が無かったり、損失を取り返すためのトレードを行うなどギャンブル性が高くなってしまうケースが多いため、最終的に全資金が無くなってしまう危険性もあります。
そのような問題が発生したとしても、少額資金で始めることによって、生活に影響を及ぼすことは無いので、損失被害をおさえるためにも少額資金から始めるようにしましょう。
失敗してもやり直せるから
先述でもあるように、FX初心者の頃は損失を多く出してしまう傾向があります。
数万円程度の少額資金から始めることによって、損失金額を最小限に抑えられ、再度入金すれば何度でもやり直しが可能です。
何度もやり直しができることによって、前回損失を出した取引の反省を生かせるため、確実に前回よりも利益を出せる可能性は高くなっているといえるでしょう。
大きな資金から始めてしまうと、再度やり直すことが困難であるため、何度失敗してもやり直せるように、1ヶ月で集められるような少額資金から始めることが大切です。
安定して稼ぐためには経験を積む必要があるから
FXを始める目的は人によって異なりますが、多くの方がFXで安定的に稼ぐために始めるといった目的を持っているでしょう。
FXで安定的に稼ぐためには、最低限の基本知識と経験が必要とされます。
また、稼いでいるトレーダーの多くが持っている取引ルールは、実際に取引を行っていき、精度や条件を改善していきます。
さらに、FX初心者の頃から安定的に稼ぐことは非常に難易度が高く、ほとんどの場合で資金を失ってしまう傾向があります。
そのため、FXを始めて間もない頃は、目先の利益よりも取引経験を積むことを意識するために、少額資金で始めることが大切です。
【まとめ】自分に合った資金額でMT5を使ってFXを始めよう
今回は、MT5はいくらから取引できるか、MT5で取引できる国内FX業者などについて解説しました。
MT5は無料で使える高性能なチャート分析と多種類な注文方法を持った取引ツールであり、最小取引単位は利用する口座のFX業者によって異なります。
また、MT5を利用する際は資金の損失リスクや安全性などの複数の観点から国内FX業者がおすすめです。
この記事で紹介した国内FX業者やFX初心者に必要な資金を参考に、MT5でFXを安全かつ効率的に始めてみましょう。
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