今週は木曜日早朝にFOMCがあります。様子見で市場が膠着することもありますが、その場合はのんびり映画でも愉しもうと思います。
それでは先週(1月17日~21日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析

17日のドル円はその前週からの下げに対する買戻しが入り上げ基調となりました。18日には日銀の「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」が発表されました。一部報道で『利上げ議論』が取り上げられていたこともあり注目が集まっていました。結果は金融政策の現状維持を明らかにする内容であったためドル円は高騰でした。
年始値である115.03円まで上値を伸ばします。しかし、FRBの0.5%利上げの可能性への警戒感が広がりリスクオフの展開となると、米国株式市場や東京株式市場が大幅に下落し、ドル円も下降圧力が強まり21日の週末まで下げ相場となりました。
今週は重要指標が目白押しとなりますが、注目は28日(木)早朝に発表される米国FOMCです。3月の利上げが0.5%になるという観測もあり、どの程度タカ派に振れるかが焦点となります。利上げ回数に関しても不透明な状態であり、市場予想も3回~7回とばらつきがあります。パウエルFRB議長が複数回利上げに対して前向きな発言や、バランスシート縮小の早期開始に向けた動きを示した場合、ドル買いの流れとなることが予想されます。
また、ウクライナ情勢が緊迫しており、突発的な値動きには注意が必要です。仮にロシアがウクライナに侵攻した場合、リスクオフとなり円高方向に大きく動く可能性があります。
今週の重要指標・発言
日付 | イベント・経済指標 | 予想値 |
---|---|---|
26日(水) | 米国 12月新築住宅販売件数(年率換算件数) 米国 12月新築住宅販売件数(前月比) | 75.0万件 0.8% |
27日(木) | 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 | 0.00-0.25% |
27日(木) | 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見 | |
27日(木) | 米国 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) | 5.6% |
27日(木) | 米国 10-12月期四半期雇用コスト指数(前期比) | 1.2% |
27日(木) | 米国 12月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) | 5.7% |
27日(木) | 米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) 米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) | 0.5% 4.8% |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
・ライン分析を使用した環境認識
ライン分析を使用した環境認識
ドル円4時間足を確認していきましょう。

現在はチャネルにタッチ中です。反発するのか抜けるのかは分かりませんが、ロングを狙う場合はチャネルで綺麗に反転していくケースのみ狙います。ショートの場合は、抜けた後に下位足の節目を利用するのも良いですし、勢いづいたタイミングで入っていけば良いと思っています。
環境認識としては青色四角付近が週足クラスのフィボナッチターゲットになっており、ピンポイントで反転をしています。その後大きく下げ、橙色ラインで戻り高値をつけます。ここはフィボナッチリトレースメントの半値と年足始値が重複するポイントとなっています。
両方大きな節目で綺麗に反転していますので、市場参加者に強く意識されやすく、下落幅も大きくなる可能性があります。
仮に大きく下落した場合に意識されやすいのは桃色四角あたり110円であると考えています。
尚、月足では上昇トレンドが崩れておらず、月の変わり目で上昇に転じても良い形状となっています。
本日のトレード方針 -EURGBP-
本日はユーロポンドで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 0.83401 |
利益確定ポイント(T/P) | 0.84151 |
建値ストップ移動ポイント | 0.84032 |
損切りポイント(S/L) | 0.83048 |
ユーロポンド4時間足のチャートを確認ましょう。

トレンド転換の押し目を狙っていきます。エントリーは「現在の上げ幅に対する半値」と「サポレジ転換した水平ラインの重複ポイント」です。利益確定ポイント(T/P)はフィボナッチターゲットと節目を考慮して決めています。損切りポイント(S/L)は直近安値の少し下あたり。建値ストップ移動ポイントはよく機能しますので、是非活用ください。
直近の平均値変動幅
1日の平均値変動幅を表すADRです。 1日の高値~安値の値幅がこの付近に収まることが多いです。
直近ではよく機能していますので、節目と合わせて見ていくと良いです。
【ドル円】
ADR20=59
ADR10=68
ADR5=57
【ユーロポンド】
ADR20=35
ADR10=32
ADR5=40
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