昨日は珍しく雪が積もっていました。あまり雪が降る地域ではないので、降るとついつい眺めてしまいます。
それでは昨日の(1月13日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り -ファンダメンタルズ分析–

東京時間は前日の下げ幅が大きかったこともあり、材料不足から狭いレンジ内の取引となりました。
日経平均株価が軟調地合いになると、リスク回避のムードが強まり、終盤には前日安値を若干割り込み114.35円の値をつけました。
ロンドン時間序盤は前日安値到達後の反発があり114.85円まで上昇。
その後は米国10年債利回りが下落するとドル円も下落圧力が強まり、ピボットS1付近まで下値を広げます。日本における新型コロナウイルスの再拡散も円売りの材料になっています。
NY時間に入ると、前日の安値に頭を抑えられ軟調地合いとなります。
前日安値をしっかりと下抜け、113円台に割り込む動きを見せました。FRB副議長指名承認公聴会でブレイナードFRB理事は「物価の上昇を抑えるために政策金利を活用していく」と述べましたが、市場の反応は限定的となっています。
ただ、ブレイナード理事は影響力のあるハト派の一人であり、高インフレとの戦いというスタンスとを示したことは、政策に対する重要な転換点になると考えられます。
本日の重要指標・発言
時間 | イベント | 予想値 |
---|---|---|
16:00 | イギリス 11月 月次国内総生産(GDP) [前月比] | 0.4% |
22:30 | 米国 12月 小売売上高 [前月比] | 0.0% |
22:30 | 米国 12月 小売売上高(除自動車) [前月比] | 0.2% |
ドル円相場分析 -テクニカル分析–
本日は下記2点の分析を中心にドル円を分析していきます。
・節目で見る環境認識
・ボリンジャーバンドとピボットを使用した環境認識
節目で見る環境認識
チャートはドル円の中足チャートです。現在、注目しているのが114.243円付近のサポートライン(緑色水平線)です。ここは週足の実体上限や、日足の重要な高値が重なっており、強い節目になると考えています。
この水平線を下抜け、サポートの役割ではなくレジスタンスラインになった場合、そこを背にして売りを狙っていくのも良いと思います。

続いてドル円4時間足です。

緑色水平線は週足分析で示した114.243円。現在は下抜けているのですが、その下の113.988~114.036円は各種フィボナッチが重なっており(カンファレンスK)、反発する可能性の高いポイントです。この辺りでエントリーした場合、ストップは113.859辺りに設定します。
114.243は大きな時間軸の節目なので、ある程度振れ幅が出やすいです。振れ幅は小さな時間軸のターゲットや節目で調整されることが多いので、合わせてみていくと良いと思います。
ボリンジャーバンドとピボットを使用した環境認識
昨日の分析で「トレンドと反対方向のボリンジャーバンド2σ」が収縮した場合、トレンドの勢いが弱まると書きましたので、その後の経過を見てみます。

橙色丸印からバンドが収縮しているのが確認できます。その後ドル円は方向感がなくなりレンジとなりました。
結果、下に行きましたが、勢いがなくなった後は一旦様子見で、期待値の高いポイントが見つかれば、再度入る形が望ましいと思っています。
今回、再度入れたポイントとしては、前日の安値(青色四角)ブレイクです。理由は、前日の安値がピボットのS3を超えている事です(緑色四角)。ピボットのR3、S3を超えるという事は、相場の勢いが強いという事なので、次の日に前日の高値安値をブレイクアウトした場合(青色四角)、ある程度値幅が取れることが多いです。
本日のトレード方針 -AUDJPY-
本日は豪ドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 83.359 |
利益確定ポイント(T/P) | 83.038 |
利益確定ポイント(T/P)② | 82.527 |
損切りポイント(S/L) | 83.742 |

上記チャートは豪ドル円1時間足。損切りポイント(S/L)付近の高値は4時間足クラスのヘッド&ショルダーの右肩になる可能性があり、その右肩に対してロールオーバーを狙っていきます。
エントリーはサポレジ転換の起こったポイントとフィボナッチリトレースメントの半値を基準にしています。利益確定ポイント(T/P)①に到達したらポジションを7割決済し、残りのポジションも建値にストップを移動します。
利益確定ポイント(T/P)②はフィボナッチターゲットで算出しています。付近に大きな節目もあり注意が必要なポイントです。損切りポイント(S/L)は直近高値の少し上に設定しています。
直近の平均値変動幅
豪ドル円の1日の平均値変動幅を表すADRです。
1日の高値~安値の値幅がこの付近に収まることが多いです。
ADR20=79
ADR10=82
ADR5=75
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