本日は週末ゴトー日ですが、ウクライナ情勢が混乱しているので様子見します。
ゴトーの日(ゴトウの日)というのは、日付に『5』と『10』が付く日のことです。
毎月の『5日、10日、15日、20日、25日、30日』のことを指しています。
日本の輸入企業の多くはドルで購入代金を支払っているのですが、この決済日がゴトーの日になる場合が多いです。
つまり、決済日であるゴトーの日は『ドルが多く買われる傾向がある』とされています。
そして一般的には、金融機関が外貨の交換レート(仲値)を決定する毎朝9時55分に向けて、円安の方向に動くとされています。
それでは2月24日(木)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返りと今週の展望−ファンダメンタルズ分析

24日、東京市場のドル円は前半、各国要人の発言が続く中、ピボットのS1、R1にタッチして上下に振られる展開となりました。
昨日の昼前にプーチン大統領が「特別な軍事行動を開始することにする」と発言し、相場は大きく動きました。
売りが強かったのはNZ、オージー、ユーロで、買いが強かったのは円、次いでドル、フランです。
米国株式市場と日経平均株価も大きく下落しています。
その後、ロシア軍がウクライナ付近の軍事施設を空爆しているとの報道が出ると勢いが加速し、ドル円は114円40銭まで下落しました。
東京株式市場が終了すると、日経平均株価は膠着状態となり、ドル円は反転に転じました。
ロンドン市場に入ると、ドル買いの流れになりました。
ドル円は、S3でサポートされると下値を固め、その後上昇に転じました。
ユーロとポンドは引き続き売られています。
ロシアルーブルも急落し、中央銀行が市場介入に踏み切ると発表しました。
ニューヨーク市場では、安全資産としてのドルが買われ、対円でも大きく上昇しました。
東京市場では、S3ピボットに到達したが、NY市場では、R3に到達し激しく乱高下しています。
米クリーブランド連銀のメスター総裁は、ウクライナで起きている紛争が中期的に、米経済に影響を与える可能性があり、米連邦準備理事会(FRB)が緩和策を縮小する際に考慮する必要があると発言しました。
本日の重要指標・発言
時間 | イベント |
---|---|
16:00 | ドイツ 10-12月期 国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比] |
22:30 | 米国 1月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比] |
22:30 | 米国 1月 個人所得 [前月比] |
ドル円相場分析−テクニカル分析−
本日は下記の分析を中心にドル円を分析していきます。
・RSIで見る相関関係
・節目を使用した環境認識
RSIで見る相関関係
RSI(28)を使用して各通貨の傾向を見ていきます。
緑色が濃いほど上昇圧力が強く、赤色が濃いほど下降圧力が強くなります。
チャートはドル円1時間足です。

黄色の垂直ラインで見ると、全通貨赤色になっており、強いトレンドが発生したことが確認できます。
これは最も利益の上げやすい局面と言えます。
この状態が確認出来ることが『RSIで見る相関関係』分析の強みです。
また、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の3すくみで見ると、全通貨赤色なので、
ドル円 ⇒ 「ドルが弱い」「円が強い」
ユーロドル ⇒ 「ユーロが弱い」「ドルが強い」
ユーロ円 ⇒「ユーロが弱い」「円が強い」
↑となります。「ユーロが弱い」が2つ、「円が強い」が2つありますので、ユーロの売り(クロス円の売り)が正解となります。
クロス円の中ではユーロ円とポンド円が弱いので、チャートの形状を見てどちらかの通貨をショートしていきます。
相関関係のトレンドフォローを行う場合、大事なのは相場がトレンドなのかレンジなのかを見極めることです。
今回のように全通貨が同一方向を示している時は強いトレンドなので、強い通貨を買い、弱い通貨を売っていきます。
節目を使用した環境認識
チャートはドル円日足です。

昨日の安値(2月24日)は青四角のローソク足実体下限となっています。
大きな節目で一旦反発したことで、今後この節目がより強く意識されそうです。
上値は月足のヘッド&ショルダーのネックライン(赤線)付近で2回ほど価格が抑えられている。
こちらはかなり明確な節目なので抜けたら大きく動きやすいです。
一方、上に抜けた後下に戻ってきた場合、強い下落が発生する可能性も上がりますので、注意深く見ていきましょう。
有事となっていますので、ニュースとともに追従するのが良いと思います。
また、ダイバージェンスが発生しているので、エネルギーが溜まっていることを意識してください。
本日のトレード方針 -USDCAD-
本日はドルカナダで売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント | 1.28197 |
利益確定ポイント(T/P) | 1.29204 |
損切りポイント(S/L) | 1.27902 |
チャートはドルカナダの4時間足です。

5回レジスタンスとなっていた節目を上抜けていますので、その節目を背にロングを狙います。
ヘッドライン相場なので成り行きは避け、下位足の節目をエントリートリガーとしています。
エントリー後にその節目を下抜けたら損切りを行います。
利益確定は直近高値とフィボナッチターゲットを加味して判断しています。
直近の平均値変動幅
ADRとは、1日の平均的な価格変動幅のことです。
1日の高値から安値までの値幅は、この近辺に収まることが多いです。
材料が少ないときにより意識されやすくなります。
【ドル円】
ADR20=65
ADR10=69
ADR5=64
【ドルカナダドル】
ADR20=78
ADR10=78
ADR5=86
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