ユーロドルは再びパリティ割れしました。
2回目なので前回よりも深い所まで下落する予想です。
長期的にはユーロドルはユーロ開始以来の安値を、ポンドルはパリティ割れまで行く予想です。
それでは昨日(8月22日)のドル円相場の動きを振り返ってみましょう。
ドル円相場の振り返り−ファンダメンタルズ分析

東京市場
オセアニア通貨買い・円売りとなっています。
❶NZ準備銀行(RBNZ)のホークスビー副総裁のタカ派発言を受け、NZドルは大きく上昇し、円売りが強まりました。
市場開始から上値基調となり、前週末高値を超え137.428円まで上昇します。
始値から57銭の上昇となりました。
午後に入ると失速し、円買い要因からドル円は下降し、当日始値付近まで値を下げました。
❶NZ準備銀行(RBNZ)のホークスビー副総裁は、「政策金利は中立水準より十分に高い水準にあることを望む」「先週の50bpの利上げに関連して、25または7 5bpの利上げも検討した」「必要があれば50pbよりも大きな変動を検討する」と述べました。
この発言を受け、NZドルは上昇しています。
欧州市場
ドル円は、前週金曜日に形成した節目に支えられ、ドル円は上昇します。
2度下値を試した後に上昇に転じ、高値安値を切り上げて堅調に推移しました。
ユーロドルがパリティ(1.0000ドル)を僅かに下抜けます。7月14日以降初めてとなります。
以降はユーロの売り圧力が高まっていきます。
NY市場
ユーロ売りが続きました。
❷米7月シカゴ連銀全米活動指数が予想値を大きく上回るとドル買い材料となり、ユーロに対しては売り材料となっています。
ドル円は❷以降上昇圧力が強まり、当日高値を超え137.641円まで上昇しました。
ユーロドルは欧州市場の安値を下抜けると急落し、7月14日の安値を下抜け0.9925ドルまで下落しました。
❷米7月シカゴ連銀全米活動指数は27となり、予想値を大きく上回りました。
3か月ぶりのプラスとなっています。
本日の重要指標·発言
時間 | イベント |
---|---|
16:30 | ドイツ 8月製造業購買担当者景気指数(PMI・速報値) |
17:00 | 欧州 8月製造業購買担当者景気指数(PMI・速報値) |
17:30 | 英国 8月製造業購買担当者景気指数(PMI・速報値) |
22:45 | 米国8月製造業購買担当者景気指数(PMI・速報値) |
22:45 | 米国 8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI・速報値) |
22:45 | 米国 8月総合購買担当者景気指数(PMI・速報値) |
23:00 | 米国 7月新築住宅販売件数 |
相場分析−テクニカル分析−
本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます
・節目を使用した環境認識(ユーロドル月足)
・節目を使用した環境認識(ドル円30分足)
節目を使用した環境認識(ユーロドル月足)

昨日はパリティ(1.0000)を明確に下抜けました。
今年の7月14日に下抜けていますので、2度目の下抜けとなります。
現在は、青四角のレンジ帯、オレンジ四角のレンジ帯を割り込んでいます。
この2つの四角の値幅のターゲットは、2000年安値近辺(赤ライン)に重複しており、今後はその付近を目指していく可能性は高いと考えます。
また、ユーロが導入されたのは1999年1月なので、2000年の安値はユーロ導入後の最安値となります。
2000年の安値に到達する前の節目としてはサポレジ転換ライン(緑)があります。
昨日のユーロドルのトレード方針では、こちらをリミットターゲットにしており、安値圏のレンジ帯でもありますので、強い節目になると考えています。
節目を使用した環境認識(ドル円30分足)

現在、意識したい節目は、オレンジで示したサポレジ転換ラインです。
ロングするのであればこのラインを背にして行います。損切りのパターンは、次の2点から選ぶとよいでしょう。
- 割り込んだら損切り
- 割り込んだ後、上値を抑えられて下落を始めたら損切り
❷は良い方法なのですが、相場の進行を見ながら損切りするので、精神的な理由で損切りが遅れがちな方は選ばない方が良いでしょう。
本日のトレード方針-CHFJPY-
本日はスイス円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(成り行き) | 142.559 |
利益確定ポイント(T/P) | 149.00 |
損切りポイント(S/L) | 141.425 |

スイス円は月足の高値をサポートにして上昇中です。
現在は高値圏でレンジを形成していますので、成り行き買いで大利を狙います。
利益確定は149.00円とかなり離れた数値に設定しています。
利幅が100pips程度出たら、種手にストップを移動、もしくは直近安値にストップを移動してついていく予定です。
本サイトのコンテンツは、あくまでも情報提供を目的としたものであり、トレードの判断を促すものではありません。これらのコンテンツから得られる情報によって生じた一切の損害について、弊社及び記事執筆者は責任を負いません。加えて、記事の修正・変更が生じた場合についても、弊社はこれを通知する義務を負いません。
また、本サイトに掲載されているコンテンツの著作権は全て『Wiki Co.、Limited』に帰属しており、著作権法、関連条約・法律で保護されています。当サイトのテキスト・画像の無断転載・複製は固くお断りいたします。
取引に役立つ情報をあなたの元に
WikiFXアプリはこちらから

コメント コメント 0